PTA活動は、保護者同士の協力を中心に成り立つものですが、時に困難な状況や対立が生じることがあります。
子育てをはじめてすぐにPTA活動に参加すると、保護者トラブルにどう立ち向かえばいいのかわからず、悩んでしまうことも。
こうした時、周りの保護者や園のほかに専門家や外部機関と連携することが、解決の糸口になる場合があります。
本記事では、その具体的な方法をご紹介します。
PTA活動の時間はムダ?「子どもの躾を優先して」という声
例えばわが家の例をご紹介します。
わが家は子どもが幼稚園に入ったことをきっかけに、PTA活動をはじめました。
「年長はたいへん」という噂もあったので、やっとこ~♪
と達観していたのですが、アンチPTA派の人からこんなご指摘があったのです。
「PTA活動をする時間があるなら、子どもの躾でもしてなさい」
PTA活動はまさに暗雲。おみごと、貧乏くじですね。
わが家の場合、PTA役員を務めると決まってから”アンチPTA”保護者がうちの子どもに介入することが増えていました。個人的に危機感をおぼえてたので、まずは話し合いを行いました。
ですが、PTA活動がアダとなり「今後も子どもへの介入をやめない。保護者のかわりに躾を続ける」とまで言われました。
こうした問題に対して円滑な解決を図るために、どのような対応が可能かを考えていきます。
園でのトラブルの具体的な解決策の例
まぁ、PTAが気に入らないなら園にお話ししてほしいところですが、それは置いといて…
はじめての子育て&保護者トラブルということもあり、かなりショックを受けました。
なので、同じような目にあった方にエールをお送りしたくて、個人でできる対応策をお伝えできればいいかも、と思いました。
1.園に即時相談する
保護者に絡まれたら、どんな事情でも園に相談しておくといいですよね。
園との連携が強化されれば、環境改善の可能性が広がりますし、問題が大きくなったときに、迅速に対応してもらえます。

先生とはご挨拶くらいしかしてないわ
日頃から先生とお話ししてない方は、まずは「わが子の教室での様子がどうか」「カリキュラムになじめているか」などを訊ねてみることがおすすめです。
そのほか「家族で〇〇に遊びにいってきました。そのときにこんな行動がみられたんですけど、園ではどうですか?」というような、小さな世間話を続けることで相談しやすい間柄になったりします。
2.専門家への相談
つづいて余力があった場合ですが、地域の教育サポートセンターや家庭問題相談所に状況を説明し、具体的な助言・サポートを受けておくことも安心です。
専門家に相談するときは「客観ベース」の内容を盛り込んでおくと、冷静かつ効率的な対応方法が得られます。
個人的に対応できることを模索する場合は、専門家に相談するといいです。

メンタルにきたときも大事だよ☆
3.外部機関との連携
園が消極的な対応しかしてくれない時に検討するといいのが、地元の支援団体や自治体の教育関連部門に相談し、協力を依頼することです。
第三者が介入することで問題解決が進むことがあります。
4.PTAの構造改革
もちろんPTA活動の負担が大きすぎると、他の保護者からも不安視されるおそれがあります。
ということで、PTA活動の運営体制を再評価し、より効率的で問題解決に適したシステムに変更してみましょう。
PTA役員の負担を軽減すれば、ほかの役員からも喜んでもらえるはず…
PTAは業務が膨れていることもよく見られますよね。アンチをうまく利用してスリム化につとめましょう。
PTA活動。やっぱり最後は「教えてください」が勝つ
わが家はとりあえず園に相談してみました。先生にご報告したところ、園全体で情報を共有くださり、すべての先生がわが家のおかれた状況をご認識してくださいました。
ただ園も、どちらかの保護者に肩入れすることが難しいケースもあります。それに園外で発生したことについては基本「保護者間で解決してほしい」ということもあるようです。
それでも、黙っていてもなにも解決しないので、積極的にトラブルを共有し新たな解決方法を模索することで、安心して園生活・PTA活動を進められるのではないでしょうか。
- PTA活動を成功させるためには、保護者同士の協力に加えて園との連携が大切
- 非常事態になった場合は、外部からの支援や専門家の力を借りる
私はPTA活動は「教えてください」の姿勢が大切だと痛感しています。トラブルを早く解消するためにも、まずは「おうかがいする」お気持ちを育てるのが近道かもしれませんね。
このブログを読んでくださった方のなかには、すでにトラブルに巻き込まれていてお困りの方がいるかもしれません。
いやなことはどんなに防ごうとしても起こるものです。前向きにアクションをおこし、全体の環境を改善していきましょう。
がんばってください…🌷