妊婦検診の費用はけっこうしますよね。
「医療費控除は使えるかしら」とワクワクしているママは少なくないはず。
ただ専業主婦だと確定申告は関係なさそうですよね。
- この1年お仕事してないからお給料ゼロ
- 妊婦検診の費用が10万円にならなかった
そういう専業主婦の方でも医療費控除が受けられる確定申告のやり方があるのはご存じでしょうか。
この記事では、妊娠中に気になる「医療費控除」と妊娠している専業主婦でも確定申告できる「おすすめの収入方法」について分かりやすくお伝えしていきます。
この記事で解決すること
・医療費が10万円かからなくても医療費控除を申請できるの?
・どんな収入手段が妊娠中の専業主婦におすすめか知りたい!
妊娠期間中に確定申告してみたら7万円も帰ってきてん!びっくりしたけど、今日はそのカラクリをお伝えするで!
医療費10万円以下でも医療費控除を申請できる?
結論からいうと
医療費が10万円以下でも医療費控除を受けることはできます
令和3年に医療費を支払った人は、令和4年度から5年間、医療費控除を申請できる可能性があります。
家族全員の領収書を集めて総額を計算してみましょう!
医療費控除には2つの計算式がある
医療費控除には
- 令和3年中の医療費総額−保険金などの補填金額−10万円
- 令和3年中の医療費総額−保険金などの補填金額−所得合計額×5%
の2つの計算式があります。
①所得の合計額が200万円以上の人
年間の所得金額が200万円以上の人は1.の計算式で医療費控除を計算することになります。
サラリーマンの多くは年間所得が200万円以上のため、医療費総額が10万円を超えていることが確定申告の条件になります。
つまり医療費が10万円を超えているなら、夫に申請してもらえばええねん。ラクやし、もしかすると帰ってくる金額も大きくなるかもなぁ!お茶飲んで待ってよ~っと。
医療費控除の明細書ぐらい作ってよー!
②所得の合計額が200万円未満の人
専業主婦をはじめ、夫の扶養に入っている人は2.の計算式で医療費控除を計算することになります。
つまり医療費が10万円以下の場合は、夫ではなく専業主婦の妻が申請すれば還付を受けられます。
たとえば医療費を10万円使った家庭では、妻の所得によってだいたいこれくらい帰ってきます。
妻の所得額 | 還付目安 |
20 | 1.8 |
40 | 1.6 |
60 | 1.4 |
80 | 1.2 |
100 | 1.0 |
120 | 0.8 |
140 | 0.6 |
160 | 0.4 |
180 | 0.2 |
200 | 0.0 |
赤ちゃんを産んでもらって、それで確定申告までやってもらったらなんだか悪いねぇ♪
それやったら、帰ってきた分はお小遣いとしてもらえる?
そ、そうだね…
やったー(1万6,000円の臨時収入ゲット♪)!
それでは、夫の扶養に入ってる妻でも妊娠中に確定申告ができる「ラクに収入を得られる方法」を紹介します。
おすすめなのが「株式の売却」デシ。
専業主婦の収入にはどういうものがある?
所得税法で定められている所得には10種類あります。
- 給与所得
- 事業所得
- 利子所得
- 配当所得
- 不動産所得
- 退職所得
- 山林所得
- 譲渡所得
- 一時所得
- 雑所得
この中で、妊娠中の医療費控除におすすめなのが「配当所得」と「譲渡所得」です。
おすすめは「株式や投資信託の売却」
専業主婦が確定申告するなら「株式による譲渡所得」の1択のみ
株式投資は不動産や山林よりも取得しやすく、手軽に売買することができます。
しかも楽天証券やSBI証券で取引を行えば、少額から資産運用ができます。
銀行に預けていても増えない時代。投資で資産を増やすのも、妻の腕の見せどころですよね。
医療費控除の申請ができる年は、株式をあえて売却して確定申告をするのがおすすめやで。
おすすめの株式投資。実は、専業主婦なら医療費控除がなくても確定申告すべきなんです。
めんどうでも確定申告をする方がお得な理由について、解説します!
証券会社で開設する「特定口座」は確定申告した方がいいって本当?
給与収入なし×株式投資あり×専業主婦は「確定申告」した方がお得…!
株式や投資信託は売却すると、後日金融機関にお金が振り込まれます。
「利益確定した時の値段で、振り込まれるはず…」と思う方も多いかもしれませんが、NISA口座での取引でなければ、20%ちょいの税金を納めなければなりません。
そこで、とくに注意したいのが「特定口座(源泉徴収あり)」
この「源泉徴収ありの特定口座」で売買をすると税金が自動で天引きされ、本来するはずだった確定申告は不要になります。難しい手続きが簡略できるので、初心者さんはよくすすめられます。
ただし専業主婦がおこづかい程度の資産運用をしている場合は「源泉徴収あり」にしない方がいいです。
所得税は年間48万円までは、基礎控除がきくよ!
所得とは収入から経費を引いたもの
専業主婦の妻でも確定申告をした場合に経費として認められるものがいくつかあります。
その経費の1つが「基礎控除」。確定申告の際は、サラリーマンと同じく専業主婦の妻も、年間48万円までは所得控除として認められています。
仮にある専業主婦が株取引で年間48万円の利益があったとします。
わーい48万円も利益確定した!
この主婦が源泉徴収ありを選択していて税金を自動天引きされていた場合、支払う必要のない税金をおよそ9万円ほど納めていることになります。
ぎゃ!20%近く支払ってるのか!
確定申告すれば戻ってくるデシよ~♪
というわけで、ほかに収入がないけど株式でそこそこ儲けたい人には確定申告がお得なのでぜひトライしてみましょう。
まとめとおまけ|どれくらい還付されるでしょう?
本日は、専業主婦が気になる「医療費控除」と専業主婦が「ラクして収入を得る方法&確定申告のメリット」についてお伝えしました。
医療費控除の申請は、医療費が10万円を超える場合は収入の高い夫で、10万円以下の場合は妻で確定申告をするのがおすすめです。
妊娠中に仕事を探すのは難しいですが、株式や投資信託なら手軽に収益が見込めます。
なので女性は「株式投資」をして日頃から備えておきましょう…!
確定申告では基礎控除を活用すれば、だいたいこれくらいの還付を受けられます。参考にしてみてください。
妻の所得額 | 源泉徴収税額 | 還付目安 |
20 | 4 | 4 |
40 | 8 | 8 |
60 | 12 | 11 |
80 | 16 | 10.8 |
100 | 20 | 10.6 |
120 | 24 | 10.4 |
140 | 28 | 10.2 |
160 | 32 | 10.0 |
180 | 36 | 9.8 |
200 | 40 | 9.6 |
11万円もお小遣いできたらどないしよ~迷うわぁ
株式投資を行うためにも、まずは「貯める」ことからチャレンジしたいですよね!
「お金の貯め方」についてもまとめた記事がいくつかあります。お時間があればどうぞ。
本日もありがとうございました!