子どものイヤイヤ期がはじまりだすころは、親が話しかけてもぼんやりとしか理解できていなくて、とにかく手がかかりますよね。
気がついたら「あれはダメよ!」「これはやめとこうね!」
そんなことばかりいってませんか?
それはアカンっていわれるやつだよね
否定語をつかうと子どもによくないとか、そんなことばかり気になってだいじなことを忘れているではありませんか。
そう、「褒める」ってやつ
でも、どうやって褒めたらいいのかわかんないですよね。
意外と褒めたりしたことないよね
そこで私が子育て中に視点を変えてやってみた「褒める方法」を紹介していきます。
そもそも子どもには気質があるらしい…!
2歳くらいになってくると、子どものなかでつよい特徴がではじめますよね。
うちの子は人見知りや場所見知りがあまりなく、ひとなつっこいタイプ。公園ではじめて会ったともだちにもグイグイいってしまうタイプです。
ですが、子どものなかには「ママとべったりいたい」「大きな音がとにかくにがて」「きれい好きが度が過ぎてる」「じぶんだけであそびたい」など、よその子にはない特徴をもっているようです。
しかも子どもには気質があるそうで、気質によって接し方をかえてやると、子育てのモヤモヤやストレスがぐんと減るそうな。
うちの子はたぶんアクティブタイプ(=好奇心旺盛で行動派だけど、落ち着きがない)で、褒めかたがカギになっていそうでした。
ということで、35年生きてきて「人生初!の褒める」を練習してみることにしました。
褒めるためには気づくことが大事
褒めるためにどうすればいいのかな。
初歩的な疑問ですが、まずは気づくことです。
たとえば、「いつもしていること」「大人にとってあたりまえのこと」は「褒めるポイント」になってきます。
2歳児の「褒めるポイント」とは
さてさて、2歳の子どもの褒めるポイントってどこでしょうか。
それは「忍耐(がまん)」だと私はおもいます。
買ったおかしをバス停で食べたくなることってありますよね。そんなときに、がまんできたら十分ではないでしょうか。
2歳は自我をおさえる練習がはじまる頃なので、ちいさな忍耐をさがし、褒めてやるといいですよ。
2歳半の「褒めるポイント」とは
つづいて2歳半ごろの褒めるポイントはというと、しつけのはじまり「ルールを守れたかどうか」ではないでしょうか。
- 「いただきます」がいえた
- 「こんにちは」と挨拶できた
- 青信号になるまで待てた
こういった「おとな世界のあたりまえ」に子どももチャレンジしはじめたら、それは褒めるポイントになりますよね。
成長を実感できたら「褒めチャンス」です!
褒めチャンスを活かせる褒め方
褒めチャンスがやってきたときに、どうやって褒めたらいいのか。
このあたりは試行錯誤でやっていくほかないとは思いますが、私が気をつけているポイントを2つほどお伝えします。
「約束を思いだせたね」は万能フレーズ
子どもに「やっていいこと」「ダメなこと」を教えるときって、まずはおうちでのルールってことになりますよね。
なかには交通ルールや公共での振る舞い方など、社会的なルールもありますが、それを守るかどうかは「おうち」が決めていますよね。
なので、ルールを守ったときの褒め言葉は「約束を思い出せたね」で締めくくってしまえばいいかんじになります。
グズってるときにもつかえる万能フレーズです。ぜひ試してみてください。
じぶんの気持ちをのせてみる
つぎに「じぶんの気持ちをのせる」のも子どもが小さな頃はたいせつかな、と感じています。
- ママはうれしかったよ
- パパにも教えてあげよっか
びっくりすることですが、子どもは親がよろこんでくれるのを楽しみにしていますよね。
なので、褒めるついでに「ママはうれしいよ♥」とか声かけすると、うまくいくことが多い気がします。
あと、褒めてほしい欲がでてきたら「ほかの人」にも教えてほしい(=ほかの人からも褒められたい)気持ちも高まるようなので、パパとか、先生とか、おばあちゃんとか引き合いにだしてみるのも手です。
褒めるときの鉄板
褒めるは年齢に応じて具体的にしていくと、相手もよろこんで聞いてくれるようになりますが、2~3歳のころは短めにポイントだけを伝えていくとよさそうです。
子どもの行動と親の気持ちのあいだに「子どもの長所」をはさんでやると、子どもが自分の求められているパーソナリティを自覚できるのでおすすめです。
たとえばこんな言葉がありますね。
- おだやか
- がまん強い
- 手がかからない
- がんばりや
- かしこい
- しっかりしてる
- 思いやりがある
- あかるい
- おしゃべりやさん
- げんきいっぱい
- 社交的
このなかで、「当てはまること」や「もっとのばしていきたいこと」はどんどん褒めるポイントに活用していきたいところです。
「褒める」がうまくなると「叱る」もできる
「褒める」がうまくなるには、なんども練習してみるのがてっとり早いです。
子どもの小さいうちは「できない」がたんまりあるので、それが「できる」ようになる体験はきっと多いハズ。
なので、毎日褒めチャンスをさがして、褒める練習をくりかえしてみると、親としても成長する気がしませんか?
じつは「褒める」ができるようになると、「叱る」もまったくおなじ要領でできるようになります。
子どもの行動をみて「ダメでしょ!」というのがスタートなら、短所になってるポイントを解説し、さいごに親の気持ちを伝えてあげる。
そうすることで、次回はどうすればいいか促してやれば完成。これぞ「叱る」プロセスになります。
そうはいっても「叱る」が多すぎると、子どももげんなりしてしまうもの。
ぜひ、褒めポイントをさがして、褒めまくるところからやってみましょう!