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メリットうはうは♪臨床検査技師は「五常の徳」があればスーパーマンになれる!

臨床検査
  • 優秀な人がどんどんやめてしまう!
  • 優秀な人を採用したくてもいない!

頭がいい人がいれば

○細かく説明しなくてもすぐに理解してくれる
○仕事をよくこなしてくれるからラク
○医学知識のない人にもわかりやすく対応してくれる

メリットがいっぱいあります。

しかし採用してみても、あまり定着してくれなくて困りますよね。

うちのメンバーでなんとかするしかない!

そう思って勉強会を開いても、なんだか雰囲気が悪くなるばかり。

なんでだろう…?

そんな困ったことになっていませんか。

そこで私が10年以上医療現場を見てきて感じた、知っていたら得をする「五常の徳」について、本日は紹介します。

【この記事がおススメの人】

  • 勤続3年目以降の人
  • 高学歴な人
  • 職場の雰囲気に嫌気をさしている人

勤続3年目以降の人におススメの内容になっていますが、学生さんでも現場のリアルを知れるので、よかったら読んでみてください。

面倒さ抜群!こんな検査技師いませんか?

検査技師って他の同僚とコミュニケーションがとれなくても、やれちゃうお仕事ですよね。

周りにいる同僚や同期を思い出してみてください。

こんな人はいませんか?
こういう態度に思い当たる人はいませんか?

□あいさつを返さない
□入ってきた新人を、高い確率で辞めさせる
□他所とトラブルばかり起こす

□他人のミスを探すのに躍起になっている
□失敗の原因を分析するだけで、抜本的な改善案が出せない
□自分の役割を過大評価している
□知識量をわざわざアピールする
□価値観を押しつけてくる
□資格さえ取得してれば安泰だと思っている
□少し年上の先輩(10歳以上)とコミュニケーションがとれない

トラブルメーカーはどこの仕事場にもいるものですが、検査室にいるとやっかい

本の虫
本の虫

というのも、検査室はすごく閉鎖的な空間だから。

出勤したら検査室に居ることがほとんどで、外訪ももちろんありません。

ですから他の会社員とやりとりすることも、ビジネスマナーを教わる機会もありません。

しかも他の部署からは、怒鳴られることが多いでしょ。
ひどい勤務先では、上司や先輩がパワハラをしてくることも。

気分転換もしづらい閉鎖的な環境なので、せめて同僚くらいは良い人に当たりたい!、っていうのが本音。

ですが絶対いるんです、もめる人…
こういう技師が身近にいると仕事がやりづらいです。

なんでもめちゃうんだろう?

なんで周りはちゃんとやってくれないんだろう?

思い当たるフシがある人もない人も

五常の徳ごじょうのとくという言葉を知っていると、得しますよ。

音奈
音奈

シャレちゃうで~笑

五常の徳とは

検査技師が知っていると得をする「五常の徳」、ってなんでしょうか。

「五常の徳」
孔子、孟子が説いた「仁・義・礼・智」の四端、そして信を加えたもの。たくさんの人たちと一緒に生活する現代においても、社会的な信頼を得るのに必要な訓戒とされています。

もしかすると高校生の頃にきいたのを、なんとなくおぼえているかもしれませんね。

詳しく知りたい人は教科書や参考書を調べればありますよ。もしも処分している場合は、Amazonでこんな書籍がありますので、こちらも参考にしてみてください。

それでは、ひとつずつ簡単に説明していきます。

仁ーじん

point
・人を愛する心
・人が目指す理想の姿
・自分に厳しく、他人に寛容
・正義と慈愛にあふれたふるまい

仁とは自らの役割を理解したうえで自分を受け入れ、身近な人ひいては広く人を愛する心をさします。

これは人間が守るべき理想の姿でもあります。

検査技師の世界でも、物事に取り組むときは自分には厳しく周囲には寛容にすることをさします。
特に他者と接する時には、正義に基づいた慈愛をもって接することが大切です。

義ーぎ

point
・正しい道

義とは、人の行動の指針になる正しい道のことをさします。

また仁と義は表裏一体で、仁を実践する時は義を意識し貫くことが必要になります。

人というのはそれぞれの立場で考えるものですが、その時に正しい道を意識しなければ、道理に正当性は生まれません。

ですから、他者と意見が対立した時は、義がきちんと成り立っているのか振り返ることが大切です。

礼ーれい・らい

point
・人の世に秩序を与えるもの
・自らを謙遜し、相手に敬意を払う
・節度ある行動をとる

集団生活を営む上で社会性を保つためには秩序が必要です。

人の世に秩序を与えているものの代表が礼儀・礼節です。

礼とは、親や先生、目上の人に礼儀をつくし、自分を謙遜し相手に敬意をもって接することをさします。

節とは、自分を律し節度をもって行動することをさします。

たとえば、自分よりも長く業務に携わってきた人の知見は、正しくなくても敬意をもって接することが礼になります。飲み会での「無礼講」が、暗黙のNGであるのは節があるからです。

仁を実践する上で礼と節を意識することは大切なことです。常に忘れないようにしましょう。

智ーち

point
・善悪を判断する知恵
・正しい判断をさせるもの

智とは、人や物事の善悪を正しく判断する知恵をさします。

経験を積むうちに習得した知識は、やがて智となり、その人に正しい判断をするように寄り添います。常に良い判断ができるようにするには、智を高める姿勢が大切です。

勤務年数が増えれば、正しい判断ができる人と見られるのは当然のことです。一方で、年数が多いからといって、必ずしも智が高いというわけではありません。

智を高めるには、考え方を偏らせるのではなく、物事との接し方に基づいた知識を蓄えることが必要です。

検査技師としては、ジョブローテーションなどを定期的にとるのが望ましいですね。

信ーしん

point
・他人から信頼されること
・嘘のない行い
・社会で生きていくために必要なもの

信とは信頼のことです。
人から信頼されるには、心と言葉と行いの3つが一致しており、そこに嘘がないことが大切です。

嘘をつくと信頼を損なうことになりますが、それを取り戻すことは難しいことです。

たとえ他人を愛することで仁を実践していても、他者から信頼されなければ社会では生きていけません。

そのため、信頼は全ての徳を支えるほどの効果があります。

「五常の徳」ーどういうメリットがあるの?

「五常の徳」はいかがでしたか。けっこう理にかなっていますよね。
「おかしい!」と反論する人は、まずいないと思います。

「こういう理由だから、イジメてもいい」
「パートより、正社員の自分がえらいんだ」
「難しい資格も取ったし、もう好き勝手してよう」
「ちょっとくらい嘘ついて、失敗をごまかしてもいいや」

本の虫
本の虫

こんな人は信用できないですし、社会でとうてい受け入れられません。

そういえば「徳」をツムっていうけど、それって目で見えるの?

音奈
音奈

せやな。少なくともウチはわかるで!

態度や接し方、発言などを見聞きすることで、目の前の人の「徳」の大きさってすぐにわかりますよね。

これは、集団生活における防衛本能みたいなものなんですね。

ということは、「徳」が高い行動も周囲は見てくれている、ということです。

周囲は「徳」の高さを見抜いている!

他人から「徳」が高い人だと思われると、どういうメリットがあるでしょうか。私が感じたメリットをいくつか紹介しますね。

【直接のメリット】

  ○無茶な依頼はされない
  ○1カ月ほどで信頼される
  ○医療系でない人からの評判がよくなる

【間接的なメリット】

  ○チームの結束感が高まる
  ○徳は他人にうつる

無茶な依頼をされなくなる

無茶な依頼って、断れない雰囲気になりませんか。

しかし義と智の力が高いと、依頼は「お願い」される立場になります。
もちろん断る時は、仁の力を使い、礼節はわきまえます。そうすると

あの人がこういうなら…

はじめは無茶ぶりだった人も、気づけばすんなりと引き下がるように。

時間のロスも少なくなるので良いですよ!

医療系でない人からの評判で査定アップ

医療系でない人からの質問を、あたまごなしに否定したりしていませんか。

後輩には優しく指導できるっていう人でも、なかなか上手くいかないのが事務方さんへの返答だったりします。

実は上司や年配の方って「医療の素人の見解」にけっこう左右されます。

あの人、教え方うまいし頼りになるの!

そういう評判が入れば、現場でダメな奴だと評価していても

あれ?俺の見方が間違ってる?

となり、もう一度見直してくれます。

査定が変われば昇進のチャンスですので、積極的にトライしましょう!

徳はうつる

仕事場に徳の高い人がいると、徳は移ります。
私の経験上、2人以上いれば相乗効果でどんどん拡大していきます。

まわりも「徳」の高い人を真似るようになる

優しくされれば、何か返したい。
自分は徳が低い奴だから、このままだと評価が下がりそう…

みんなが「徳」を高める方に意識するので、スムーズに作業を分担できるようになります。

他にもこんなメリットがあります。

婚期がはやい。

徳の高い人は他人をおもんばかることに長けているので、温かい家庭を築くことができます。周囲からも評価されるので、とにかく結婚が早く決まります。

良縁にも恵まれますよ!

音奈
音奈

ガッツいていないのに、20代で結婚する人は「徳」の高い人が多かったかな…

勉強できれば五常の徳は要らない?

検査技師も資格職です。しっかり勉強しないと合格しませんよね。

勤めてからは上司からも次の資格を受けるように勧められますし、合格率の低い試験を突破すれば、同僚からは一目おかれます。

「徳」みたいな根回しはわずらわしい!頭で勝負すればいいじゃん!

そういう人は「徳」をつんでおくのが無難です。

【事例】過去の栄光が強すぎるひと

検査技師の業界は、大学卒・専門卒が多いですが
最近、院卒の検査技師が増えてきました。

わくちゃん
わくちゃん

研究の話ばっかりペラペラ…(呆)

自分から積極的に発信している人には当然ですが、聞かれて答えただけでもやっかみは飛んできます。

特に京大や阪大の院卒は、けっこう肩身が狭いみたい…

そういう場合でも人間性も高いとなると、必ず守ってくれる人が現れます。

本の虫
本の虫

資格ばかりで武装しても仕方ない、ということですね

あたまの良い人は「徳」の高さが身を守る手段になる!

【事例】「昔は~」が口癖のひと

勤務年数が長いと、大きなトラブルを処理することもありますよね。

分析機のポカうちのせいで全部やりなおしやん!なんで気がつかへんの‼

システムが作動しないなら、分析機のデータを手入力せな!はよせぇや!

あるあるですよね。若手はこれで嫌になって辞める人が多いです。

本の虫
本の虫

そんなこと言わずに、トラブルは技師のスキルアップには必要な経験です。恐れずにドンドン対処しましょう。

経験は確かにひとを成長させます。若いうちの苦労は買ってでもしておけ、っていいますよね。

問題は、勤続30年くらいの人で、「昔は~」が口癖になっている人。

音奈
音奈

昔はこんなに大変やったんやで~♪って言ってるおっちゃん多いよな

過去の功績は人を慢心させるものです。気をつけてください。

医療業界も常に変わり続ける分野です。
世の中に適応し続けるためにも、その時の状況に応じて正しい判断をしなければいけませんよね。

しかし、慢心した状態が続くと、知恵が劣ります。
バカになってるのに気づいてないと、部下から信頼されませんよ。

過去の栄光がよりどころになると、慢心するので注意!

自分を謙遜し、正しい道を後輩に示せるように「徳」を磨きましょう。

音奈
音奈

若手が「徳」を意識した行動をすれば、そういう人にも移っていくから、みんなでやろうね!

どれくらいの比率がちょうどいい?多すぎてもダメな理由

それでは勉強と徳はどれくらいのバランスであればいいでしょうか。

私の肌感では、勉強 8:徳 2 くらいがおススメです。

【理由】
・やはり勉強はしましょう
・徳が強すぎると、足元をすくわれる

勉強の方が大事

医療業界は、勤勉さはやはり必須です。一旦資格を取得したら、いつまでも働くことができますが、だからこそ新しいルールを積極的に確認していく姿勢が必要になります

もちろん医学的な知識も大切ですが、それ以外にもビジネスパーソンとして最低限身につけておいた方がいいスキルなども、積極的に習得するようにしましょう。

どういうスキルがあればいいか、知りたい方はこちらでまとめましたので、参考にしてみてください。

だいたいどれくらいの知識量が必要?人によっても違うじゃん?

本の虫
本の虫

専門卒は20年、大学卒は10年、院卒は8年くらいかのう。これくらいの期間しっかりと仕事に邁進すれば、違いが出てくるね。

わくちゃん
わくちゃん

2,20年!院卒でも8年?!

また厳しいこといってるし!そんなに一生懸命やりたくないや。他人よりも徳が高ければ、なんとかなるでしょ?

徳が強すぎると、足元をすくわれる

五常の徳は、集団生活の中であればなお良しー潤滑油のようなものです。

全くないのは困りますが、ありすぎても身を滅ぼしかねないものです。

仙台藩初代藩主であった伊達政宗公は、次のような遺訓を遺したといわれています。

「五常」

仁に過ぐれば弱くなる。
義に過ぐれば固くなる。
礼に過ぐればへつらいとなる。
智に過ぐれば嘘を付く。信に過ぐれば損をする。

こちらの遺訓ですが、NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」で取りあげられたこともあり有名になりました。五常も過ぎれば欠点になることを伝えています。

仁が強すぎる、失敗例としてこういうものがあります。

周りの失敗に寛容になりすぎ、失敗した後輩を叱責したりできない。

義が強すぎると

正しさを追求するあまり、他の技師の怠慢が許せず追いつめてばかり。

礼が強すぎては

目上の人に忖度ばかりで、おかしな決定事項を全て受け入れる。

智が強すぎると

知らないことでも、知ったかぶって答える

特に「高学歴で仕事ができる」と評判な人は、仁が強すぎる気がします。適度に叱責するように気をつけましょう。

音奈
音奈

他の人より早く習得できる分、やっかみも多いからね!

まとめ

本日もかなり長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は「五常の徳」として知られる仁・義・礼・智・信が、検査技師に必要だという理由と、そのメリットについて説明しました。

医療系の仕事の中でも理論を重要視する臨床検査というお仕事。

知識ばかりでは、ついついあたまでっかちになったりします。

今までは知識だけで通用していた医療業界も、これからはそれだけでは済まなくなってきました。

検査技師としてラクして長く仕事をしたいなら、ビジネスパーソンとしても活かせることも、どんどん吸収していきましょう。

それはいずれ自分の身を守る武器になりますよ!

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